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ブラシレスモータドライバの設計事例(回路ブロック編)

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温度監視ブロック

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ブラシレスモータドライバの設計事例

(回路ブロック編)

温度監視ブロック

温度監視ブロック

下記の⑤温度監視ブロック設計のポイントを解説します。

温度検出のしくみ1: 基板温度(TSD :Thermal shut down)

モータ駆動装置の焼損を防ぐために基板内で最も温度が高くなるモータドライバ周囲に温度センサーを実装しリアルタイムに温度計測を行います。温度センサーにはSiダイオードの温度特性を利用します。Siダイオードに順方向定電流を流し、その際の順方向電圧を計測し温度係数(=-2.6mV/℃)から温度を算出します。

Si Diodeの順方向電圧:VFの温度特性

(@IF≒1.3mA)

温度検出のしくみ2: 外部温度(モータ内温度)

モータ本体の温度監視にはモータ筐体内にサーミスタを取り付けて温度検出を行います。NTCサーミスタ(NTC Thermistor:Negative Temperature Coefficient Thermally Sensitive Resistor)は金属酸化物を主原料に造られ、温度に対して抵抗値が負の傾きを持ちます。この抵抗値から温度を算出します。

NTCサーミスタの抵抗-温度特性